ラミネートベニア

ラミネートベニアとは

削る量を最小限に歯を白く、美しく！

ラミネートベニアというのは、「歯を白くする」、「歯の形をきれいにする」、「歯並びのお悩みを解決する」、というような、複数のお悩みに対応できる治療法です。ラミネートベニアなら、ご自分の歯質を極力削らずに、歯の見た目を改善することができます。

ラミネートベニアは、歯の表面を0.3～0.7ミリ程度とほんの少しだけ削り、その部分に薄いベニア状のセラミックを爪のように貼り付ける治療法です。この方法は歯の変色や形の問題、すきっ歯など、見た目にお悩みを抱えている場合に非常に効果的です。

歯を削る部分は、エナメル質（歯の再表層で非常に強い）の範囲内であり、その深部にある弱い象牙質までは削りません。そのため、削っても歯が弱くなるということはなく、健康的に歯の見た目を簡単に変えることができるのが魅力です。

テトラサイクリン歯（抗生剤による着色）のような、歯に濃い着色が見られる場合、ホワイトニングをしても十分に白くできないことがあります。このような場合でも、お好みの白さのセラミックを貼り付けるラミネートベニアなら、歯にダメージを与えずに歯を白く見せることができます。

歯が部分的にかけてしまっている方、他の歯よりも異常に小さい歯（矮小歯：わいしょうし）がある方にもオススメです。

歯の表面が広い範囲で虫歯になっている、もしくはすでに広い範囲に詰め物が入っているという場合、プラスチックの詰め物できれいにすることも可能ですが、プラスチックはだんだんと変色し、黄ばんできますので、長い効果を期待するならラミネートベニアがオススメです。

酸性の食べ物、飲み物の取りすぎで歯が全体的に溶かされて黄ばんでいる場合にも、表面にラミネートベニアをすることで、歯を保護すると同時に見た目を美しくすることができます。

ほんの少しだけ前歯の歯並びに問題があるようなケース、例えばすきっ歯の場合、矯正治療で治療することも可能ではありますが、装置をつける手間や期間がかかります。一方ラミネートベニアなら、短期間、経済的にお悩みを解決することができます。

ラミネートベニアは、歯のエナメル質の範囲内で削りますので、かぶせる治療と違い、歯に与えるダメージが最小限で済みます。

歯の形を美しく整え、軽度の歯並びの不正に対しても短期間で解決することができます。

ラミネートベニアはセラミックを使用するため、年数が経っても美しい白さが継続します。

ラミネートベニアの素材はセラミックですので、プラーク（歯垢）を寄せつけにくく、歯や歯茎に優しく健康を保ちやすいのが特徴です。

ラミネートベニアは保険が適用にならないため、自由診療となります。

ラミネートベニアは非常に薄いため、着色が非常に重度の場合には、色が透けてしまい、完全に色を隠しきれないことがあります。そのような場合には、セラミックの被せ物をおすすめします。

セラミックは衝撃に弱いため、集中的に硬いものを噛んだり、強い力で歯ぎしりをしたりすると、欠けてしまうことがあります。

ラミネートベニアは微量でありますが、削る必要があります。そのため、少しでも削りたくない、という方にはおすすめしません。